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【2026年最新】ハンドメイドで売れるもの15選|初心者OK・高利益率ジャンルを実データで解説

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牧野悠

牧野悠

PRIMA! 共同創業者 / DX・マーケティング支援企業 執行役員

【2026年最新】ハンドメイドで売れるもの15選|初心者OK・高利益率ジャンルを実データで解説

こんにちは、牧野悠です。

ハンドメイド販売を始めようとしたとき、最初にぶつかる壁が**「何を作れば売れるのか」**という問題です。

私はPRIMA!(プリマ)というビーズアクセサリーブランドのマーケティング・DX支援を担当しています。PRIMA!の創業者・SHIZUKIは、2020年のコロナ禍に趣味でビーズアクセサリーを作り始めたのがきっかけでした。YouTubeで作り方を見ながら、最初はビーズリングや花モチーフを楽しむだけ。それが今では蛇ブレスレットという代表作を生み出し、SNSでバズってInstagramフォロワー60,000人を超えるブランドに成長しました。

つまり、最初から「売れるもの」を狙って始めたわけではないのです。「作りたいものを見つけて、作ってみて、技術を磨いていった」結果、自然と売れる商品にたどり着きました。

とはいえ、市場の全体像を知っておくことは大切です。この記事では、2026年のハンドメイド市場データをもとに、実際に売れている15ジャンルを難易度・利益率・初期投資とともに徹底解説します。


この記事の結論:15ジャンル一覧

まず結論から。2026年に売れるハンドメイド15ジャンルの全体像です。

ジャンル 難易度 初期投資 価格帯 利益率 おすすめ層
アクセサリー(パーツ組み合わせ) ★☆☆☆☆ 3,000円〜 1,000〜3,000円 60〜70% 初心者
レジンアクセサリー ★★☆☆☆ 5,000円〜 1,000〜3,000円 50〜65% 初心者
スマホケース ★★☆☆☆ 3,000円〜 1,500〜4,000円 55〜70% 初心者
ハーバリウム ★☆☆☆☆ 5,000円〜 2,000〜5,000円 55〜65% 初心者
キャンドル ★★☆☆☆ 5,000円〜 1,500〜3,000円 55〜70% 初心者
ヘアアクセサリー ★★☆☆☆ 3,000円〜 800〜2,500円 60〜70% 初心者
布小物(ポーチ・入園グッズ) ★★★☆☆ 15,000円〜 1,000〜3,000円 45〜60% 中級者
羊毛フェルト ★★★☆☆ 3,000円〜 1,500〜4,000円 50〜65% 中級者
編み物・ニット ★★★☆☆ 5,000円〜 2,000〜5,000円 50〜65% 中級者
ビーズアクセサリー ★★★☆☆ 8,000円〜 2,000〜8,000円 55〜70% 中級者
ウェディングアイテム ★★★☆☆ 10,000円〜 3,000〜15,000円 60〜75% 中級者
ペーパークラフト・カリグラフィー ★★★☆☆ 5,000円〜 1,000〜5,000円 55〜70% 中級者
レザークラフト ★★★★☆ 20,000円〜 5,000〜15,000円 60〜75% 上級者
陶器・焼き物 ★★★★★ 50,000円〜 3,000〜10,000円 55〜70% 上級者
刺繍・クロスステッチ ★★★★☆ 5,000円〜 2,000〜8,000円 55〜70% 上級者
POINT

「売れるもの」を選ぶことは大切ですが、PRIMA!のように「作りたいもの」から始めて、技術を磨きながら市場に合わせていくアプローチも有効です。まずは気になるジャンルを1つ試してみてください。


2026年ハンドメイド市場の全体像

個別のジャンルに入る前に、市場全体の状況を確認しましょう。

1,500億円+ 国内市場規模(2024年)
1.8倍 5年間の成長率
80% 副業として収入を得ている作家
70% 月収1万円未満の作家

市場が拡大している4つの理由

  1. 一点物需要の高まり — 大量生産品にはない「自分だけの特別感」を求める消費者が増加
  2. 副業・在宅ワークの定着 — コロナ禍以降、ハンドメイド販売を副業にする人が急増
  3. サステナビリティ意識 — エコ素材やリサイクル素材への関心がハンドメイドと親和的
  4. プラットフォームの進化 — minne・Creema・メルカリなど、スマホ1つで出品・販売が可能に

プラットフォーム別の売れ筋

minne(ミンネ)

2025年トレンドアイテム

  • ハンドストラップ(パラコード・フリル)
  • ぬいぐるみ・キーホルダー
  • シール・ステッカー
  • バッグチャーム(じゃらじゃらスタイル)
  • アクセサリー全般
Creema(クリーマ)

2025年売れ筋カテゴリ

  • 天然石アクセサリー
  • ファッション(3,000〜15,000円帯)
  • 機能性バッグ
  • インテリア雑貨(急成長中)
  • ウェディングアイテム
メルカリ

2025年人気ジャンル

  • 手芸素材・生地
  • トートバッグ
  • ヘアアクセサリー
  • 入園グッズ・ヌイ活グッズ
  • スマホケース・ポーチ
BASE / 自社EC

ブランド型で成功しやすい

  • 世界観を打ち出せるアクセサリー
  • オーダーメイド対応品
  • 高単価のこだわり商品
  • SNS連携に強い商品
  • リピート購入される消耗品

プラットフォーム選びについて詳しくは「ハンドメイド販売サイト7社を徹底比較」をご覧ください。


初心者向け|低投資で始められる6ジャンル

01 BEGINNER

アクセサリー

パーツ組み合わせ

02 BEGINNER

レジン

UVレジン作品

03 BEGINNER

スマホケース

デコレーション

04 BEGINNER

ハーバリウム

ボタニカル作品

05 BEGINNER

キャンドル

ソイ・アロマ

06 BEGINNER

ヘアアクセサリー

シュシュ・ゴム

1. アクセサリー(パーツ組み合わせ)

初心者向け

全プラットフォームで最も人気が高いのがアクセサリーです。ピアス・イヤリング・ネックレスは、minne・Creema・メルカリのどこでも安定して売れています。

なぜ売れるのか?

  • ファッションの一部として需要が常にある
  • パーツの組み合わせで無限のバリエーションが作れる
  • 100円ショップやパーツ専門店で材料を安く調達できる
  • 1点あたりの制作時間が短く、数を作りやすい

始め方のポイント

初期投資は丸ヤットコ・平ヤットコ・ニッパーの基本工具3点(計2,000〜3,000円)と、パーツ代のみ。まずはピアスやイヤリングから始めるのがおすすめです。

収益のリアル

minneでの平均価格帯は1,000〜2,000円、Creemaではやや高めの2,000円〜。原価は1ペアあたり300〜800円なので、**利益率は60〜70%**を狙えます。ただし、ライバルが非常に多いため、天然石やユニークなモチーフなど、差別化が成功のカギです。

PRIMA!の実体験

PRIMA!の創業者・SHIZUKIも、最初はシンプルなビーズリングや花モチーフのアクセサリーから始めました。そこからビーズステッチやビーズクロッシェの技術を学び、独自の蛇ブレスレットにたどり着いています。最初から難しいものを作る必要はありません。

2. レジンアクセサリー

初心者向け

UVレジンを使ったアクセサリーは、初心者でも美しい作品が作りやすいジャンルです。

なぜ売れるのか?

  • 透明感のある仕上がりが写真映えする
  • ドライフラワー、ラメ、箔など封入素材で個性が出せる
  • アクセサリー・スマホケース・キーホルダーなど応用範囲が広い
  • UVライトを当てるだけで短時間で硬化する

始め方のポイント

UVレジン液、UVライト、シリコンモールドが基本。100円ショップでもレジン液やモールドが手に入るため、初期投資は5,000円程度から始められます。

収益のリアル

平均価格帯は1,000〜3,000円。材料費は1点あたり200〜500円程度で、利益率は50〜65%。推し活グッズとしてのアクスタケースやチャームも人気で、ファン層への訴求力が高いです。

3. スマホケース

初心者向け

スマホケースは、新機種が発売されるたびに需要が生まれる安定ジャンルです。

なぜ売れるのか?

  • スマホユーザーのほぼ全員が潜在顧客
  • 新機種発売のたびに買い替え需要が発生
  • クリアケースをベースにデコレーションすればコストを抑えられる
  • 推し活グッズとしての需要も拡大中

始め方のポイント

既製のクリアケースにレジンやデコパーツを組み合わせるスタイルが、初心者には最も取り組みやすいです。初期投資は3,000円程度から。

収益のリアル

平均価格帯は1,500〜4,000円。クリアケースの仕入れは200〜500円程度なので、**利益率は55〜70%**と高め。ただし、対応機種を増やしすぎると在庫管理が大変になるため、人気機種に絞るのがコツです。

4. ハーバリウム

初心者向け

瓶にドライフラワーとオイルを入れるだけのシンプルさで、初心者でもすぐに美しい作品が作れます。

なぜ売れるのか?

  • ギフト需要が非常に高い(母の日、誕生日、記念日)
  • インテリアとして飾れる実用性
  • 材料が少なく、工程がシンプル
  • 広い作業スペースが不要

始め方のポイント

ガラス瓶、ハーバリウム用オイル、ドライフラワーがあれば始められます。初期投資は5,000円程度。色合いや花材の選び方にセンスが問われるため、カラーコーディネートを意識しましょう。

収益のリアル

平均価格帯は2,000〜5,000円。1本あたりの材料費は500〜1,000円程度で、利益率は55〜65%。季節に合わせた色味(春は桜色、夏は青系、冬はクリスマスカラー)で展開すると売れやすくなります。

5. キャンドル

初心者向け

ソイキャンドルやアロマキャンドルは、リラクゼーション需要の高まりとともに市場が拡大しています。

なぜ売れるのか?

  • リラクゼーション市場の成長に乗っている
  • 材料費を抑えやすい(ソイワックス、精油、芯の3つが基本)
  • 「消費されるもの」なのでリピート購入が生まれる
  • インテリアとしてのデザイン性も評価される

始め方のポイント

ソイワックス、キャンドル芯、エッセンシャルオイル、型(シリコンモールドや空き瓶)で始められます。100円ショップでも材料調達可能で、初期投資は5,000円程度。

収益のリアル

平均価格帯は1,500〜3,000円。材料費は1個300〜600円程度で、利益率は55〜70%。アロマの香りやデザインの統一感でブランド化しやすく、リピーターが付きやすいのが強みです。

6. ヘアアクセサリー

初心者向け

シュシュ、ヘアゴム、バレッタなどのヘアアクセサリーは、メルカリでも特に人気のカテゴリです。

なぜ売れるのか?

  • 日常使いからフォーマルまで需要の幅が広い
  • パーツ組み合わせで簡単に作れるものが多い
  • 単価は低めだが回転が速い
  • 季節やトレンドに合わせて展開しやすい

始め方のポイント

金具パーツ(ヘアクリップ台、ゴム、バレッタ台)にビーズやリボンを組み合わせる方式が最も簡単。初期投資は3,000円程度から。

収益のリアル

平均価格帯は800〜2,500円。材料費は1個100〜400円程度で、利益率は60〜70%。単価が低い分、セット販売(3個セットなど)にすることで客単価を上げる工夫が効果的です。


中級者向け|技術を活かして差別化する6ジャンル

07 INTERMEDIATE

布小物

ポーチ・入園グッズ

08 INTERMEDIATE

羊毛フェルト

マスコット・人形

09 INTERMEDIATE

編み物・ニット

バッグ・帽子

10 INTERMEDIATE

ビーズアクセサリー

ステッチ・クロッシェ

11 INTERMEDIATE

ウェディング

席札・ボード

12 INTERMEDIATE

ペーパークラフト

カリグラフィー

7. 布小物(ポーチ・入園グッズ)

中級者向け

布小物は、実用性の高さからプレゼント需要も安定しているジャンルです。

なぜ売れるのか?

  • 入園・入学シーズン(2〜4月)に爆発的な需要がある
  • お弁当袋、上履き入れ、体操着袋は毎年必ず需要が発生
  • オーガニックコットンやダブルガーゼなど素材にこだわると差別化できる
  • 名前入りのオーダー対応で高単価設定が可能

始め方のポイント

ミシンが必要(初期投資15,000〜30,000円)。初心者用ミシンでも十分制作可能です。まずはポーチやエコバッグなどシンプルな形から練習しましょう。

収益のリアル

平均価格帯は1,000〜3,000円。生地代は1作品あたり200〜600円程度ですが、ミシンの初期投資回収を考慮すると、利益率は45〜60%。入園シーズンの3ヶ月間で年間売上の大半を稼ぐ作家も多いです。

8. 羊毛フェルト

中級者向け

ニードルで羊毛を刺して形を作る羊毛フェルトは、独特の温かみが人気です。

なぜ売れるのか?

  • ペットの似顔絵人形として高い需要
  • 推しキャラのぬいぐるみとしても人気
  • 「世界に1つだけ」のオーダーメイド対応がしやすい
  • 材料費が安い

始め方のポイント

羊毛フェルト、ニードル、マットがあれば始められます。初期投資は3,000円程度と低い一方、リアルな造形にはかなりの練習が必要です。

収益のリアル

平均価格帯は1,500〜4,000円。材料費は200〜500円程度で**利益率は50〜65%**ですが、制作時間が長くなりがちなので、時給換算での収益管理が重要です。ペットの似顔絵オーダーは5,000〜10,000円の高単価も可能。

9. 編み物・ニット

中級者向け

かぎ針編みのバッグ、ニット帽、マフラーなど、手作り感が価値になるジャンルです。

なぜ売れるのか?

  • 秋冬シーズン(10〜2月)に需要が集中する
  • 手編みならではの温かみと一点物感
  • かぎ針編みの花やモチーフはインテリアにも人気
  • minneの人気カテゴリに常にランクイン

始め方のポイント

毛糸とかぎ針(または棒針)があれば始められます。初期投資は5,000円程度。YouTubeに編み方の動画が豊富にあるので、独学でも基礎は習得可能です。

収益のリアル

平均価格帯は2,000〜5,000円。毛糸代は1作品500〜1,500円程度で、利益率は50〜65%。ただし制作時間が長いため、単純な時給計算では厳しい面も。編み物バッグ(3,000〜8,000円帯)は利益率が高めです。

10. ビーズアクセサリー(ステッチ・クロッシェ)

中級者向け

パーツ組み合わせとは異なり、ビーズステッチやビーズクロッシェの技術を使った作品は、高い付加価値が認められるジャンルです。

なぜ売れるのか?

  • 技術力が直接的に作品の価値に反映される
  • 複雑な編み込みは参入障壁が高く、ライバルが少ない
  • 「ここでしか買えない」一点物として高単価設定が可能
  • オーダーメイド対応で顧客満足度が高い
PRIMA!の事例

PRIMA!はまさにこのジャンルで成功したブランドです。創業者のSHIZUKIは、趣味で始めたビーズ制作からビーズステッチ・ビーズクロッシェの技術を独学で習得。蛇モチーフのブレスレットという独自の代表作を生み出しました。金具も国内で見つからないため海外調達や独自製作に取り組み、約1年かけて品質を追求。その蛇ブレスレットの制作動画がSNSでバズり、一気に認知が広がりました。

始め方のポイント

ビーズ、針、糸、マット、工具類が必要で、初期投資は8,000円程度。基本のペヨーテステッチやブリックステッチから始めて、徐々に複雑な技法に挑戦していくのがおすすめです。

収益のリアル

平均価格帯は2,000〜8,000円。技術が上がるほど高単価設定が可能で、複雑な編み込み作品は5,000〜15,000円の価格帯でも売れます。利益率は55〜70%。技術の習得に時間はかかりますが、差別化しやすいため長期的な収益性が高いジャンルです。

11. ウェディングアイテム

中級者向け

結婚式で使うアイテムは、「一生に一度の特別な日」という心理から高単価が許容されるジャンルです。

なぜ売れるのか?

  • 一生に一度の行事=高単価設定が自然に受け入れられる
  • カスタマイズ・名入れ需要が非常に高い
  • 式後もインテリアとして使えるデザインが人気
  • Creemaでは「ウェディング」カテゴリが独立して存在するほどの市場規模

人気アイテムTOP5

  1. ウェルカムボード(前撮り写真入りが人気)
  2. 席札(手書きメッセージ付き)
  3. 招待状・席次表・メニュー表
  4. リングピロー
  5. フォトプロップス・ガーランド

収益のリアル

平均価格帯は3,000〜15,000円。ウェルカムボードは5,000〜15,000円で受注でき、**利益率は60〜75%**と高水準。ただし、式の日程に合わせた納期管理が必須です。

12. ペーパークラフト・カリグラフィー

中級者向け

紙を使った作品やカリグラフィー(美文字)は、材料費の安さが魅力のジャンルです。

なぜ売れるのか?

  • メッセージカードやウェディング招待状として需要が安定
  • 材料費が非常に安い
  • カリグラフィーは「技術」そのものが価値になる
  • クリスマスや母の日などイベント需要が大きい

始め方のポイント

良質な紙、カリグラフィーペン、インク、カッティングマットがあれば始められます。初期投資5,000円程度。カリグラフィーの基礎はYouTubeや書籍で独学可能です。

収益のリアル

平均価格帯は1,000〜5,000円。材料費は1作品100〜300円程度と非常に安く、利益率は55〜70%。ウェディング向けのオーダー(席札セット等)は数万円の大口案件になることもあります。


上級者向け|高単価・高利益率の3ジャンル

13 ADVANCED

レザークラフト

革財布・小物

14 ADVANCED

陶器・焼き物

器・カップ

15 ADVANCED

刺繍・クロスステッチ

アート作品

13. レザークラフト(革製品)

上級者向け

レザークラフトは、ハンドメイドの中でも最も高単価が狙えるジャンルの1つです。

なぜ売れるのか?

  • 革の経年変化(エイジング)が「育てる楽しさ」として評価される
  • 長く使える実用品なので高価格でも納得感がある
  • 名前入りやカスタムカラーのオーダー対応で差別化しやすい
  • メルカリでも革製品(財布、小銭入れ、がま口)は安定して売れている

始め方のポイント

革、革包丁、菱目打ち、縫い糸、コバ処理剤など専門工具が必要。初期投資は20,000〜30,000円とやや高めですが、1つ1つの工具は長く使えるため、長期的にはコスパが良いです。

収益のリアル

平均価格帯は5,000〜15,000円。革の仕入れ費用は1作品1,000〜3,000円程度で、利益率は60〜75%。技術と実績が積み重なるほど高単価が設定でき、10万円超のオーダーも珍しくありません。

5,000〜15,000円 平均価格帯
60〜75% 利益率
20,000円〜 初期投資

14. 陶器・焼き物

上級者向け

陶器・焼き物は参入障壁が高い分、競合が少なく高単価が維持しやすいジャンルです。

なぜ売れるのか?

  • 一点物の価値が最も認められやすいジャンル
  • 食器として日常使いできる実用性
  • 作家の個性が色、形、釉薬に直接反映される
  • minneの人気カテゴリ「陶器・ガラス・食器」は常に上位

始め方のポイント

窯が必要なため、初期投資は50,000円以上(電気窯の場合)。陶芸教室に通って基礎を学んでから、自宅に窯を導入するのが現実的です。レンタル工房を利用する方法もあります。

収益のリアル

平均価格帯は3,000〜10,000円。材料費(粘土、釉薬)は1作品200〜500円程度と安いですが、焼成の電気代や窯の減価償却を含めると実質原価は上がります。利益率は55〜70%。一点物としてのストーリーを丁寧に伝えることで、ファンがリピーターになりやすいジャンルです。

15. 刺繍・クロスステッチ

上級者向け

刺繍は、時間をかけた手仕事の価値が最も評価されるジャンルの1つです。

なぜ売れるのか?

  • 「手仕事の価値」が視覚的に伝わりやすい
  • アート作品としてインテリア需要がある
  • 名前入り・イニシャル刺繍のオーダーメイドが人気
  • 布小物やアクセサリーに付加価値として組み合わせられる

始め方のポイント

刺繍針、刺繍糸、刺繍枠、布があれば始められます。初期投資は5,000円程度と低め。ただし、美しい作品を仕上げるには相当な練習時間が必要です。

収益のリアル

平均価格帯は2,000〜8,000円。材料費は200〜500円程度で**利益率は55〜70%**と悪くないですが、最大の課題は制作時間の長さ。1作品に10〜30時間かかることもあるため、時給換算での採算管理が重要です。アート作品として額装して販売する場合は10,000円以上の高単価も可能。


利益率TOP5ジャンル

利益率(=売価に対して手元に残る割合)で比較すると、以下の5ジャンルが上位です。

60〜75% 1位 レザークラフト
60〜75% 2位 ウェディングアイテム
60〜70% 3位 アクセサリー
55〜70% 4位 ビーズアクセサリー
55〜70% 5位 キャンドル

ただし、利益率だけで選ぶのは危険です。レザークラフトは利益率が高い一方、初期投資が大きく、技術習得にも時間がかかります。自分のスキル・予算・制作に使える時間を考慮して選びましょう。

価格設定の具体的な方法については「ハンドメイドの価格設定完全ガイド」で詳しく解説しています。


季節別売れ筋カレンダー

ハンドメイド販売では、季節やイベントに合わせた出品タイミングが売上を大きく左右します。

季節イベント 売れ筋ジャンル 準備開始目安
春(3〜5月)
2〜3月 入園・入学 布小物(手提げ・上履き入れ・体操着袋) 12月から
3〜4月 新生活 アクセサリー(春色)、ポーチ、名入れ小物 1月から
5月 母の日 ハーバリウム、花系アクセサリー、キャンドル 3月から
夏(6〜8月)
6〜8月 夏アクセサリー ブレスレット、マリンモチーフ、貝殻アクセ 4月から
7〜8月 夏休み自由研究 レジンキット、ハーバリウムキット 5月から
秋(9〜11月)
9〜10月 ハロウィン ハロウィン装飾、コスチューム小物 7月から
10〜11月 秋冬準備 ニット小物、レザー製品、温かみのある素材 8月から
冬(12〜2月)
11〜12月 クリスマス リース、オーナメント、キャンドル、ギフト全般 9月から
1〜2月 バレンタイン アクセサリー、ハート系小物 11月から
通年 ウェディング ウェルカムボード、席札、リングピロー
POINT

イベント商品は、実際のイベントの2〜3ヶ月前から出品を開始するのがベストです。特に入園グッズは12月から、クリスマス商品は9月から動き始めます。「もう遅い?」と思うタイミングでは手遅れなことが多いので、早めの準備を心がけましょう。


2026年に注目すべきトレンド

最後に、2026年のハンドメイド市場で特に注目すべきトレンドを紹介します。

1. 推し活グッズ

アクスタケース、ハンドストラップ(パラコード)、ぬいぐるみキーホルダーなど、「推し活」関連のハンドメイド商品が急成長しています。minneの2025年上半期トレンドでもハンドストラップが1位にランクイン。

2. サステナブル素材

リサイクル素材、オーガニックコットン、環境配慮パッケージなど、SDGsへの意識が高い消費者をターゲットにした商品が増加中。素材の背景をストーリーとして伝えることで付加価値が生まれます。

3. パーソナライゼーション

名前入り、イニシャル、オーダーメイド対応の商品は、大量生産品にはない「自分だけの特別感」を提供できます。通常の商品より20〜50%高い価格設定でも受け入れられやすいのが特徴です。

4. じゃらじゃらスタイル

バッグに複数のチャームやキーホルダーを付ける「じゃらじゃらスタイル」が流行中。1人のお客様が複数個購入するため、客単価アップにつながります。


ジャンル選びで迷ったら? 3つの判断基準

15ジャンルを見てきましたが、「結局どれを選べばいいの?」と迷う方も多いと思います。判断基準は以下の3つです。

STEP 1

「作りたいもの」から選ぶ

  • 興味・関心があるジャンルを優先する
  • 楽しくなければ続かない(PRIMA!も趣味からスタート)
  • まずは1つ作ってみることが大事
STEP 2

「自分のスキル・予算」で絞る

  • 初心者なら初期投資1万円以下のジャンル
  • ミシンや窯がない場合は手縫い・手作業系
  • 制作に使える時間で選ぶ(副業なら短時間制作品)
STEP 3

「市場のニーズ」と照合する

  • minne・Creemaで同ジャンルの売れ行きを確認
  • ライバルが多すぎないか(差別化できるか)
  • 季節性がある場合はタイミングを計算する
POINT

最初は「小さく始める」

  • いきなり大量生産せず3〜5個から出品
  • お客様の反応を見てから方向を調整
  • 失敗してもダメージが少ない投資額で始める

まとめ:PRIMA!から学ぶ「売れるもの」の見つけ方

この記事では、2026年のハンドメイド市場データをもとに15ジャンルを解説してきました。

改めて、PRIMA!の経験から言えることは、**「最初から売れるものを狙う必要はない」**ということです。

PRIMA!の創業者・SHIZUKIは、コロナ禍の2020年に趣味でビーズアクセサリーを作り始めました。最初の1年間はCreemaに出品してもほとんど売れませんでした。しかし、技術を磨き続ける中で蛇ブレスレットという唯一無二の代表作にたどり着き、それをSNSで発信したことで爆発的に認知が広がりました。

この経験から、私は以下のステップをおすすめしています。

01

興味のあるジャンルで始める

楽しくなければ続かない

02

技術を磨く

YouTube・書籍で独学OK

03

小さく出品してみる

3〜5個からスタート

04

反応を見て改善する

市場の声を聞いて進化

ハンドメイド市場は年々拡大しており、2026年もチャンスは十分にあります。この記事を参考に、ぜひ一歩を踏み出してみてください。

副業としてのハンドメイド販売の始め方は「ハンドメイド副業の始め方完全ガイド」で、確定申告や開業届については「ハンドメイド作家の確定申告ガイド」「開業届の出し方ガイド」で詳しく解説しています。


著者: 牧野悠(PRIMA! マーケティング・DX支援 / 株式会社AsetZ 執行役員)

売れるものハンドメイド2026年初心者副業

牧野悠

PRIMA! 共同創業者 / DX・マーケティング支援企業 執行役員

ハンドメイドブランドPRIMA!の共同創業者。Instagram 60,000フォロワー。一部上場金融機関を経て、20名規模のDX支援企業の執行役員を務めながら、作家・生産者のビジネス成長を支援しています。

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